トイレとクラブハウスをきれいに保つということ|気づかれないことが成功の仕事

「トイレがきれいだから、母を連れて来られる」。何年か前にいただいたこの一言が、いまも設備管理の基準になっています。コースの芝がどれだけ良くても、トイレが使いにくいだけで来ていただけなくなることがある。清掃という仕事の重さを、この言葉で知りました。

毎日やっていること

場所 作業 頻度
トイレ 便器・床・洗面台の清掃、備品の補充 開店前と閉店後。混雑日は日中も
クラブハウス 床の掃き掃除、カウンターの拭き上げ 開店前
休憩ベンチ ゴミの確認、座面の拭き上げ 開店前とコース巡回時
自販機周り 空き容器の回収、こぼれの清掃 1日2回
靴洗い場 泥の除去、ブラシの点検 閉店後
駐車場 落ち葉とゴミの除去 週2〜3回

トイレにいちばん時間を使う理由

屋外施設のトイレは汚れやすい

靴に泥がついたまま入られるので、床は普通の施設より汚れます。だから1日2回では足りない日がある。混雑する休日は、午前と午後の間に一度入ります。

ご年配の方と子ども連れの方には特に重要

トイレの清潔さと位置は、来ていただけるかどうかを左右します。「9ホールの折り返しで寄れますか」は、電話でいちばん多い質問のひとつです。だから位置の案内も清掃と同じくらい大事な仕事になります。

💡 気づいてもらえなくても、効いている仕事

清掃はできていて当たり前、できていないと気づかれる仕事です。褒められることはほとんどありません。それでも「母を連れて来られる」と言っていただいた一言で、この仕事の意味が変わりました。芝の状態を褒められるのと同じくらい嬉しい言葉です。

意外と手のかかる設備

  • 靴洗い場——泥が排水口に詰まります。放置すると溢れるので毎日確認
  • ベンチの木部——雨風で傷むので、年に1度は塗り直し
  • スコアカード記入台のペン——なくなる、インクが切れる。毎朝の点検項目
  • 自販機——売り切れの確認と補充の連絡。夏は特に
  • 手洗い場の石けん——切れていると気づかれます。予備を常備

お客様にご協力いただけると助かること

お願い 理由
靴の泥は洗い場で落としてから入る 床の清掃時間が半分になります
ゴミは持ち帰りか分別箱へ コース内のゴミは芝刈り機の故障原因になります
飲みかけのボトルをベンチに残さない 夏は虫が寄り、放置すると傷みます
設備の不具合を教えてください 巡回で見落とすことがあります。ひと声で助かります

⚠️ 設備の不具合は、遠慮なくお知らせください

「ペーパーが切れていた」「水が出にくかった」「ベンチが濡れていた」——こうしたことは、言っていただかないと分かりません。クレームではなく情報として受け取りますので、帰りに受付でひと言いただけると本当に助かります。次の方が同じ思いをしなくて済みます。

まとめ

清掃は気づかれないことが成功の仕事です。トイレは1日2回、混雑日は3回。屋外施設なので泥で汚れやすく、その分だけ手をかけています。靴の泥を洗い場で落としていただけると清掃時間が半分になり、不具合を教えていただけると次の方が助かります。「トイレがきれいだから連れて来られる」——この一言を目指して、毎朝掃いています。

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