朝の担当と夕方の担当が入れ替わるとき、5分ほど立ち話をします。この5分で伝え忘れがあると、夕方に来られたお客様が困ることになります。地味ですが、一日の質を決める時間です。何を伝えているのかをご紹介します。
引き継ぎで伝える6項目
| 項目 | 具体例 | 伝え忘れると |
|---|---|---|
| コースの状態 | 「7番のグリーン手前がまだ湿っている」 | 注意喚起ができず、踏み跡が残ります |
| 進行の状況 | 「今12組出ている。8番付近が詰まっている」 | スタート間隔の判断ができません |
| お客様の情報 | 「初めての親子連れが5番付近」 | 気にかけるべき組を見落とします |
| 設備の不具合 | 「女性用トイレのペーパーを補充済み」 | 二重に対応する、または対応漏れになります |
| レンタルの在庫 | 「短いクラブが残り2本」 | 貸せないことが直前に判明します |
| 予約・団体 | 「明日午前に20名。用具を確保済み」 | 翌朝の準備が間に合いません |
いちばん大事なのは「コースの状態」
朝の担当しか知らない情報がある
どこに露が残っていたか、どこがぬかるんでいたか、どのホールを刈ったか。午後の担当はその現場を見ていません。だから午後に「あちらの区画は避けてお回りください」とご案内できるのは、朝の引き継ぎがあったときだけです。
カップ位置の変更も伝える
朝にカップを移動していると、常連さんから「今日は位置が違いますね」と言われます。どのホールをどこに変えたかを共有しておけば、その場で答えられます。答えられないと、知らない人が受付にいるように見えてしまいます。
💡 引き継ぎは「紙に残す」のが確実でした
口頭だけだと、忙しい日は必ず抜けます。当場ではA4一枚の引き継ぎ用紙を使っていて、上の6項目を埋める形にしています。書くのは2〜3分、読むのも2〜3分。これを始めてから「聞いていない」がほぼなくなりました。特に設備の不具合とレンタル在庫は、記録に残らないと消えます。
お客様の情報をどう扱うか
「初めての方がいる」「ご年配のグループが後半に入った」といった情報は共有しますが、個人的なことは引き継ぎません。体調や家庭の事情などを耳にすることもありますが、それは伝える情報ではないと考えています。
共有するのはその日の運営に必要なことだけ。この線引きを守るのも、引き継ぎのルールのひとつです。
⚠️ 引き継ぎが崩れる日
・混雑して時間が取れない日——それでも紙は書きます。読む時間が後になっても、記録があれば追いつけます。
・急な天候変化があった日——判断の理由も一緒に残します。「なぜ閉めたか」が翌日の説明に必要になります。
・担当が1人しかいない日——自分への引き継ぎとして書きます。翌朝の自分は、前日の自分を覚えていません。
まとめ
シフトの引き継ぎで伝えるのは、コースの状態・進行の状況・お客様の情報・設備の不具合・レンタル在庫・予約と団体の6項目です。特にコースの状態は、朝の担当しか知らない情報なので必ず共有します。口頭だけでは抜けるのでA4一枚の紙に残す。個人的なことは伝えない。この5分が、夕方に来られた方の体験を左右しています。
コメント